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住宅・不動産コラム
住宅・不動産コラム知っておきたい不動産とお金の知識

接道していないアパートは建て替えが可能か

リフプラス FP/宅建士 飯田敏

接道していないアパートを建て替えることは非常に難しいです。実際に接道していないアパートを建て替えたいというご相談が、この1年でも3件ほどありました。今回は、建て替え以外の対応策を、リフプラスの宅建士FPがお伝えいたします。

増改築することで建て替えに近いかたちにする

建て替えを希望される場合、建築確認を取る必要がありますが、接道していないものは建て替えができないことになっています。ですが、接道していない不動産の中には比較的新しい物件が存在しています。これらは、建て替えではなく建築確認が不要な範囲での増改築という手段を取っています。但し、一定のリニューアルはできてもほぼ建て替えの状態に近いような新品の建物というわけにはいきませんので計画には注意を要します。

増改築の注意点

増改築の際の注意点として、計画によっては借入が必要になることもあるでしょう。しかし、借入をする場合、金融機関は貸し付けてくれないことが多いです。なぜなら接道義務を果たしていないため、通常の土地に比べ、担保評価が低くなるためです。借入できる場合でも、資金使途自由なローンのように金利が高く、返済期間が短く負担が重いものとなることが予想されます。

対処法①担保評価をあげる

担保評価をあげるためには、一部、もしくは全ての接道に至る場所を隣接地の方に売っていただくようアクションをとり、買収することが必要です。しかしながら、隣接地が応じてくれる可能性は低く、難しいのが現状です。建て替えではなく、売却も視野にいれるのであれば、接道がある方の隣接地として買ってもらうという手もあります。

対処法②オーナーチェンジ物件として売り出す

売却するのであれば、オーナーチェンジ物件(投資用物件)として売り出すことも可能です。ただし、買い手は金融機関からの借入が難しいため、売りにくいことには注意が必要です。

利回りさえ高ければ、再建築不可を専門に扱っている業者専門が買い取ることもあります。

リフプラスでは選択肢を広げることが可能

リフプラスでは、経験豊富なスタッフが、お客様のケースに合わせた選択肢をご提案し、実行までのサポートをします。少しでも迷われたら、お気軽にお問い合わせください。

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