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住宅購入いつ、何をする?~決めてから迷わないために知っておきたいこと

リフプラス FP/宅建士 増井敦子

今回は、「住宅購入いつ、何をする?~決めてから迷わないために知っておきたいこと」について3つのポイントをお伝えします。

 まず1つ目は、住宅購入を決めたら、いつ、どのようなタイミングで、どのようなイベントがあるのか。そして2つ目は、住宅購入を決めた後に、弊社リフプラスによくあるご相談について。そして3つ目は、住宅購入を決めた後に、迷わないためにすべきことについてです。

一般的な住宅購入時の流れ

 まず1つ目に、住宅購入の一般的な流れについてお伝えします。多くの方は、物件を購入しようとしたら、まずSUUMOなどの物件情報サイトで探し始めるでしょう。そして、実際に見たいという物件があったら、不動産会社に連絡をして内見の約束をします。さらに、ご覧になった物件が気に入った場合には、購入の申し込みをすることになります。そして、そのタイミングで「住宅ローンの事前審査」を手配されることとなります。

この次の段階のイベントが、「売買契約」です。売買契約時には、手付金を現金で用意する必要があります。では、購入申し込みから売買契約までにはどのくらいの期間があるのでしょうか。大抵の場合は、購入申し込みをしてから1週間以内の間で契約を進めていくことになります。こんなに早く進むのかと驚かれる方も多いですが、これが実際の流れです。この流れに従えない場合には、物件を確保できない事も覚悟しなければなりません。

そして、売買契約が終わった後にしなければならないことは、「住宅ローンの本申込み」です。これは、売買契約をした当日から1週間以内には行っていただく必要があります。ここまでは、引き渡しまでの期間が早い物件であっても、ゆっくりの物件であっても、同じペースで進んでいきます。これ以降は、引き渡しまでの期間が早いケースでお伝えします。

この住宅ローンの本申し込みをした次にやってくるイベントが、「銀行との住宅ローンの契約」、正式名称は「金銭消費貸借契約」です。このタイミングは、住宅ローンの本申し込みが承認になってから約1~2週間後です。そして、金銭消費貸借契約を締結した後、約1~2週間後に、決済・引き渡しができるようになります。つまり、売買契約から引き渡しまで、早い場合は1ヶ月程のペースで進んでいきます。「この物件がいいな」と思われてから、1ヶ月で自分のものになってしまうんですね。このように、かなり早いペースで住宅購入が進んでいくこともあります。

売買契約締結後はペナルティが発生する

 そして、もう1つ重要なことをお伝えします。それは、「ペナルティ」についてです。売買契約を締結した後に、「やはり契約を辞めたい」と思った場合には、「ペナルティ=お金の負担」が発生します。そのため、物件の購入を決める時には、この先もし契約をやめてしまうと違約金などの大きな金銭的負担を伴ってしまい、後戻りがしにくいということを知った上で、強い決心を持って進んでいただく必要があります。

よくあるご相談例

 では次に、住宅購入決定後、弊社リフプラスによくあるご相談についてです。

 まず1つ目は、ダントツで、「この物件を買っても経済的に問題がないか」というご相談です。

不動産会社への来店時や物件購入申し込み時には、費用について説明を受けるかと思います。しかし、その時には「この物件を買う場合は、総額でこのくらいのお金になります」「自己資金はいくらご用意できますか?では、残りを住宅ローンで組むことになります。あなたの収入でしたら、このくらいの住宅ローンを組めますので、物件購入されても問題ないですよ」という説明を受けると思います。果たして、これで進めてしまっていいのでしょうか。住宅ローンは組めるけれども、きちんと返済をしていけるのかどうか。そしてその返済をしながら、きちんと希望の生活を送ることができるのかどうか。この点の説明を受けずに契約までの話が進んでいってしまうんですね。そのため、契約前に不安に感じられて弊社に相談に来られる方が非常に多いのです。

 他に多いご相談が、「この物件を買って問題ないかどうか」です。なぜこのようなご相談が多いかというと、内見の際に、大抵の場合は不動産業者の担当者の車で一緒に物件に行き、部屋の中を見て、「間取り・収納・日当たりに問題はない」と一気に確認をします。部屋の中のチェックを終えたら、また車で不動産会社の事務所に戻ってくることが多いかと思います。そして、「この物件を気に入りました」ということを伝えると、「とてもいい物件ですから早く決めないとなくなってしまいますよ」と煽るように声をかけられます。そうすると「希望にもあっているし、予算的にも問題ないので、これに決めよう」ということで申し込みをされることになります。その結果、申し込みをした後に冷静になって、「家の周りはどんな感じだったのだろう。夜は暗くはないのかな。駅からこの物件まで行く道はどんなところを通っていくんだろう」と様々な点を確認していなかったことに気づき、不安になってしまうんですね。そして、弊社にご相談に来られる方が多いのです。

弊社に相談をされた結果、購入をやめる方もいらっしゃいます。先ほどご案内したように、売買契約後に契約を辞めた場合には、手付金の没収や違約金の支払いといった大きな負担が発生します。それでも、不安を抱えたまま物件を購入するよりはいいということで、一定数の方は泣く泣く契約を辞められます。

後悔しない家探しのために

このような状況を防ぐためには、どうしたらいいのかでしょうか。

 それには、物件を探し始める前に、希望する生活についてしっかりと考え、それを踏まえて物件購入にあてられる金額はどのくらいまでなのかということをライフプランの作成をして確認することです。

 そして、物件を見に行き始めたら、物件の問題点がないかという確認を丁寧にしてくれる信頼のできるパートナー、不動産業者を見つけていくことがとても重要です。

こういった事を踏まえ、リフプラスではFPがライフプランを作成し、資金計画を確認します。そして、物件を見にいく段階では、宅建士が周りの環境や駅からのアクセス、その他不動産のプロの視点で気になる点がないか確認をした上で、お客さまが安心して住宅購入を進められるようにサポートをしています。

今後、住宅購入や住み替えをお考えの方は、ぜひ一度、リフプラスにご相談ください。

(2021年9月6日取材)

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