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住宅・不動産コラム
住宅・不動産コラム知っておきたい不動産とお金の知識

老後資金準備のために、自宅を売却?賃貸経営?

リフプラス FP/宅建士 飯田敏

老後が心配、土地を売却して換金すべき?

以前、老後資金準備のために、今ある自宅と駐車場の合計110坪の土地を売却したほうがいいのではないかと60代のご夫婦からご相談を受けました。この方は自営業をされていて将来は国民年金しか受け取れない事と、持病をお持ちであったために老後の生活を心配されていて、自宅を売却して換金し、駐車場の収入と年金収入を合わせて生活していくことは出来ないだろうか、とお考えだったのです。

しかし、総合的な検証をした結果、重量鉄骨の三階建てを二棟建て、賃貸事業を始める事となりました。

複数のパターン検証の結果、賃貸事業を始めることに。

結論に至るまでは、

  • 自宅と駐車場の敷地を両方売る
  • 一方を売って、もう一方を収益性の高い賃貸事業にする
  • 両方賃貸事業にする

等、複数のパターンの中から、優位性を検証しました。その結果、土地のスケールメリットを活かして賃貸物件を建てる事で、大きな収益を生むことが分かりました。

さらに、実行に当たっては、一棟はご主人名義での事業を、もう一棟は奥さん名義で事業をするという提案をいたしました。2棟建てることで、どちらか一方が先に亡くなった時は、片方だけ処分して換金することが可能となるためです。1棟だけですと分割処分できず、すべて手放さないとまとまったお金を手にできないため、せっかくの毎月定期的な収益源を失ってしまいます。
また、借入金の債務を相続したとしても、賃料収入>支出のキャッシュフローとなっているため、賃貸事業をそのまま引き継げば相続時も何ら問題がありません。

そのような理由をご説明し、お客様は二棟建てる方を選びました。

売らなくてよかった、知らなかったら売っていた

当初ご本人たちは、二棟建てるということを想定はしておらず、自分が賃貸のオーナーになるということは考えてもいらっしゃいませんでした。ところが、賃貸事業になれば収入は2倍どころでなく、4倍近くになるという検証結果が出ました。それをお伝えした時、「売らなくてよかった、知らなかったら売っていた。」と仰っていました。最終的には両方賃貸事業にしたので、自宅が無くなって賃貸マンションに入りました。それから、二年経ち、二年間の確定申告が出て、事業収入がありますから、借り入れができるようになったのです。そして、通常の分譲マンションを自宅として購入されました。老後は戸建て生活よりマンション生活の方が当然楽ですが、ご相談に来られる前な、マンションが買えるような生活は想定しておられませんでした。それが、検討の結果、収益事業が行え、土地を手放さずに分譲マンションを取得できたことはラッキーでしたと、非常に感謝していただけました。

ライフプランに最適なご提案をいたします!

もし、通常の不動産業者へ相談に行かれていたら、「この110坪の敷地を全て高値で売却しましょう」という提案しかされなかったかもしれません。私たちは皆様のライフプランを踏まえた最適なご提案をしますので、土地の活用についてお悩みがある方が、一度ご相談下さい。

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