自宅を建て替えて自宅兼店舗にする場合の注意点
診療所やマッサージ店などの店舗を併設した自宅に建て替えたいという場合の注意点をお伝えします。
入口を自宅と別に作ることが必要な場合でもできないことがある
店舗や事務所と併用した自宅を建て替える場合、診療所やマッサージ店などは、利用者向けに自宅と違う出入り口を作る必要も出てくることでしょう。
この場合、道路に接する間口が広ければ、どこでも出入口をつけることができるかもしれませんが、道路に接する間口が狭い場合は、容易に別々の出入口をつけることができないことがあります。そのため、出入り口を別々に作れないような自宅の場合、買い替えをしなければいけないこともあります。また買い替える土地が、容易に出入り口を別々に設けられる道路付けの土地でないと、うまく計画できないことがあるかもしれません。
借入が難しいことがある
また自宅よりも教室や事務所もしくは診療施設の面積が大きくなる場合は、事業部分の借り入れが簡単にはできない場合があります。例えばアパート建設の場合は、住宅としておおよその賃料が周辺データから分かるので、支払能力があるのか判断ができますが、教室や事務所あるいは診療施設はどのくらいの収益事業になるかわかりませんので、事業用融資としては貸してくれないことが多いです。貸してくれたとしても、事務所部分の借入れに対して、結構な割合の自己資金を出さないと、貸し出さない場合があります。この場合、住宅ローンのように長期間で組めるかは別ですが、政策金融公庫などの公的な融資でないと資金調達できない可能性があります。
まとめ
今回は店舗併用住宅の注意点をお伝えしました。賃貸併用住宅とは異なり、店舗併用住宅は収益構造が不明瞭になりやすく、資金調達が一筋縄ではいかない場合があります。リフプラスでは、事業収支計画に合わせた建て替え相談も承っております。